今朝、横浜駅まで買い出しに行く途中、10時開店までにずいぶんと時間に余裕がありましたので、丘を越えて行く道をたどり、かなりの遠回りをして向かいました。横浜は知ってのとおり丘が多く、車も入れない蟻の巣のような無数の路地があり、そのような町を探索すると時間の流れが止まっているような空間がまだ細々と残っていることがあります。

今日はよく行くコースなのですが道を間違え、見覚えのない道に出ました。前をひとりのご婦人が日傘をさして同じ方向に歩いていました。狭い道ですがちゃんとコンビニエンスストアがありました、その先に行くと洗濯屋さんや八百屋さんが連なったお店がありました。前を行くご婦人は通りなれた道でしょうから脇目もふらず歩いてゆきます。私はぶらぶら散歩気分なので珍しいものでもないかと視線を動かして歩いていました。道の脇に並べられた植木鉢がありました、その中に上の写真がかくれていました、うすよごれた水やり用のバケツかなと通り過ぎたところで、底の方に、はっと気づきました、なんともアジアンチックな美しさ。

子供の遊びか、年寄りの暇つぶしか、しかし、水に浮かべられた花弁は鮮烈な何かをこちらに投げかけていました。ご婦人はまったく気づかない様子で歩いていってしまったので、私にだけ何かを語ろうとしていたのかもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です