何かをつくりだそうとした時に、最初にひく一本の線はとても重要なモノです。
久しぶりに美術館に観察に行って、巨匠たちの引いた線をよく観察してきました。

息がつまるような緊張感と魂が凝縮しているような線。無作為に雑然としているが無駄のない線。その存在と空間の関係を明らかにする線。躍動と静止を明らかにする線。名画には、数々の線が散りばめられています。筆で描いているのか、ペンみたいなもので描いているか、鉛筆か、いずれも洗練された線には不思議な魅力があります。そしてたぶんその人しか描けない線というものがあると思います。

特に日本画はあらためて観察すると技術が凄いものが多いことがよくわかりました、そこまでいくのにもの凄い修行をしているな…というもの。洋画でもいわゆるデッサンというものも完成された油彩画をみるより、そこに至る過程の線画は本制作より試行錯誤を見ることができて、あらためて理解を深めることができます。

さて最近の傾向として、より細い線をシャープに引きたいという課題がでてきました。名画を見た後、いろいろと画材を物色いたしました。研究所時代の筆箱を開けて鉛筆を出したり、画材屋さんに行って極細の筆を買ってきたり、文房具屋さんで様々なペンを書き比べてみたり、表現に合う画材は何なのか?それを探し出すことも制作の一部だったりするのです。

なんとなく合格点をあげれるいくつかの画材と巡り会うことができ、しばらくはそのペンを使ってデッサンするべし!ということです。

どうなることやら…。

 

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