静寂と沈黙

150404

 
今日もまったくくだらん日常を生きています。
数日前に起こった劇的な出来事などは、すぐに忘却棚にしまわれてしまうことに悲しみを感じています。
そういえば最近、感動を人に伝えることなど滅多になく…。

 
「金儲けで忙しいのに、いつまで、そんなもんに浸って酔っているのですか?」といいたいのでしょう。
でも「舞踏ってやっぱり凄いよ!」

 
“舞踏とは命がけで突っ立った死体である”

 
「そんな身体を見たことあるかい?」
「そんな理想を胸にしまい、生きている人がいることを知っているかい?」

 
数日前、私はみたのです。

 
ニョキっと闇から突然に現れた2体の突っ立った死体。激しい動きとは正反対の物体。肉質は失われ彫刻のような空間。私は息をのみました。その迫力に圧倒され、スゲー境地だ!と思わずニヤケてしまいました。「停電の夜から」という舞踏公演中のことです。

 
舞踏は、筋肉や皮膚の動きで表現されます。それを脳内の図書館の中にある映像や言葉に照合させ、身体から放たれる連続した陰影から物語りをつむぐのです。

 
皆が息を殺して、カラダの微細な動きを眺めてました。ある者はうっとりとした表情を浮かべ、ある者は目を細めて遠くを見るように、ある者は手をアゴにあてて、ある者は腕組みをして。

 
私はその日、同じ空間でノイズを出していました。
そして、まだ公演は続いているのに、出している音をパタッと全て消しました(台本があった訳ではありませんョ)、
そして小さなLEDを一つ一つ消していきました。完全暗黒。

 
まるで、時間を巻き戻しているような感覚。今日に至る道のりの最初には闇。そして蠢きがあり光があり音があり“いのち”がわき上がってきたのです。

 
開かれた静寂と閉じた沈黙。清々しい静寂と重々しい沈黙。それらにまみれることの美しき肉体よ。

 
「踊りって易学みたいなものですよ。」

 
コロがっていく時代や場所によって出てくる結果は全て違う。
21世紀にも舞踏は生き続けているのだ。ザマアミロ!

 
そして友よアリガトウ。

04. 4月 2015 by Takayuki Katahira
Categories: 周辺のコト | 2 comments

Comments (2)

  1. センキュー、兄弟

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